皆さんは受験勉強にどのような姿勢で取り組んでいますか?
受験勉強で一番重要なことは、【完璧主義にならないこと】です。
例えば、参考書を片っ端からやろうとしていませんか?それでは受かりません。
受験は効率脳をいかにもち、最小努力で最大成果を出せるかの競争です。
単純な記憶力勝負じゃないことをまず理解しておく必要があります。
世の中の大半の人は、物事を一回で覚え、ずっと忘れることがないような天才の脳を持っているわけではありません。私もそうですが、平均的記憶力程度しかないのであれば、天才と同じ記憶力勝負の土俵に立ってはだめなのです。その天才たちと凡人が方を並べるためには、受験の仕組みを理解しておく必要があります。
ここで、視点を変えます。
あなたがもし受験の問題を考える出題者側にいた場合、どのように問題を作りますか?
その問題出題者はもちろん定常業務を抱えています。普段の仕事もしながら問題も考えます。
そんなときに1から問題を考えますか?
いいえ、私なら、去年どういう問題だしてたっけなぁ?と思って、去年の問題を引っ張り出します。そしてそれを参考に問題を作ると思います。
そうなんです。ここで見えてくるのは【過去問】の重要性です。
正直、過去問をやれば、その学校の出題傾向などすぐにわかってくるんです。
だからテキストを片っ端からやるのではなく、まずやるべきは過去問をみることです。そして分析することです。
今は親切にも【傾向と対策】と題して表などにまとめてくれているテキストもよくあります。
その内容をしっかりと把握し、どの分野を重点的に勉強するのか、方針を決めて勉強をしましょう。
そしてそれの更に発展型の考え方を下記に示します。
問題傾向を分析していると、問題傾向が本当にバラバラで、読めない学校も時折見えてきます。その学校にどうしても行きたい場合は別ですが、私はそんな学校は志望からはずすべきだと思います。
それはなぜか?
社会に出てどんな人が活躍すると思いますか?単純に記憶力の高い人が活躍すると思いますか?もちろん答えは【NO】です。
当たり前ですが、どうやったら活躍できるか、という道筋を考えられる人が活躍するんです。
つまり、受験勉強と言うフィールドで勝つ方法を考えられる人が勝てる仕組みで受験問題を作る必要があるのに、単純な記憶力勝負に持っていくような問題の作り方をしている時点で、その学校は、考え方がズレてるんです。
そんな学校は自分の志望校にする必要はありません。
私は上記のような意識で勉強をしたことで、センター試験では現役時代から5教化7科目で各科目平均28点アップを達成しました。
もともと頭は良くないですが、使いようです。
受験生の皆さんは、テキストを片っ端から覚えるような勉強は辞め、どこに注力するかという分析を踏まえた勉強をしていくことをおすすめします。