【井の中の蛙】を常に目指すことが重要
【井の中の蛙、大海を知らず】という言葉があります。
皆さんもご存じの通り、
狭い井戸の中にいる蛙が、
その小さな井戸の中では一番だが
本当は周りにはもっと大きな世界があり、全体から見たらちっぽけな存在である。
という、ネガティブなイメージを持つことわざです。
ただ、私はこの言葉を悪い言葉だとは思っていません。
皆さんは何の分野でもよいですが、蛙になれたことがあるでしょうか?
蛙ってつまり、あるフィールドで一番になるってことです。
すごく難しいことだと思います。
周りと同じ環境の中で蛙になれるって、その中で周りよりも多くの工夫をし、
試行錯誤をした結果で得られる立ち位置なんです。
そして、さらに蛙になれたら、新たな違うフィールドに行けばいいんです。
井の中の蛙になる→フィールドを変える
→井の中の蛙になる→フィールドを変える→・・・・・
を繰り返すことで
知らない間に、結構なサイズの海の中で蛙になることができるんです。
だからこそ、井の中の蛙を目指すこと、つまり同じ環境下にいるメンバーの中で一番になること
これをシンプルに目指すことに集中すべきだと思います。
私は高校・大学・社会人と年を重ねてきましたが、
それぞれのフィールドのレベルを単純に示すと
地方最下層偏差値高校 < 地方国公立大学 < 大手ゼネコン
です。
ここからは私の体験を書きます。
高校時代では部活と学力のバランスを常に意識しながら、両面において蛙になることができました。
(episodeにその試行錯誤を書いていますので見ていただけたらと思います。)
ただ、もともと偏差値の低い高校ですので、
国公立大学には現役で合格することができませんでした。
予備校では、死ぬ気で勉強し(合格しなかったら本当に死のうかと思ってました。。。当時は正直。。。)
気が付けば、同じ予備校生の中でも、ダントツに成績を伸ばし、
目指していた大学に入ることができました。
大学では、学生はやはり地方の進学校の出身で元々頭がいいやつばかりでした。
でもその中でも蛙を目指した結果、卒業時は成績1番になりました。(主席は研究内容での評価だったので、取れなかったですが)
その後、私の在籍した大学ではほとんど実績にのない大手ゼネコンに入社しました。
会社の同期は、名だたる有名国公立や超難関私立大出身の人ばかりで、話をしていても、すぐに地頭の良さは伝わってきます。
ただ、今現在、その同期の中でも、昇進のスピードはトップクラスで蛙になることを目指して日々試行錯誤をしています。
つまり常に
1,蛙になること、
2,蛙になれたら、さらに高いフィールドに移動して、そこでさらに蛙を目指すこと
ということを真剣に考え、繰り返していけば良いんです。
簡単に書いてきましたが、
蛙になることは、同じ環境下で周りよりも多くのことを考え、常に工夫し、
何をすべきかを自分で考えることができなければ、なることはできません。
ですので、今いるフィールドの中で、
まずは蛙になること。
そのために試行錯誤すること。
それが非常に重要だと私は思います。