現在【ワークライフバランス】が推進されているがそこには、一つ大きな罠がある。
ここ最近よくワークライフバランスという言葉を耳にする。
仕事と家庭の両立ということで、現代日本人の働き過ぎ・過労死・自殺等を防止する目的で始まったものと私は理解している。
それにより、少なくとも私の勤める会社では新人たちに無理な仕事をさせない風潮が生まれてきている。
私の上の人間も私に無理をさせないような状況が出始めている。
ただ、正直この流れは無意味だ。
キチンというと自分で仕事を考えてやっている人間には無意味だ。
そもそも自分で考え上司からの指示など受けずに仕事をしているのだから、
上から「無理するな、早く帰って家庭を大切にしなさい」などと言われるのは、筋がずれている。
私は仕事がをしたいと思って仕事をしているのだ。仕事をやる必要があると自分が判断して仕事をしているのだ。
これは若手にも言える。
最近の若者は。。。的な言葉をいう輩は今でもたまに聞くが、
若者も情熱を持っている奴は持っている。
上から支持を受けずともやる奴はいくらでもいる。
ただそんな奴らにも、わかっていない上司は、
早く帰れだの、残業するなだの言っている。
これは折角情熱を持っている若者のモチベーションを下げ、
また真剣になって仕事に向き合うことで得られる成功体験や挫折の機会を奪う。
非常にもったいない。
さらに言えば、ワークライフバランスの名のもとに得をする奴は、
自分で仕事を考えてやっていない人間、自分から能動的に仕事に取り組んでいない人間
つまり、【指示待ち人間】だけである。
有能な人間がこれからも成長し続けていくためには
夢中になって仕事に取組み、没頭し、ある時は挫折し、それでも乗り越えていける環境が必要である。
そして、その成長が家庭でも人格として現れて、結果的にバランスをとれるようになっていくのだと私は思う。
表面的な指示待ち人間擁護のワークライフバランスなどいらない。
そんなワークライフバランスでしか生きていけない人間は会社をつぶすベクトルしか生まないので
やめたければやめるべきである。
ただそういう奴に限って会社にしがみつくが。。。
指示待ち人間を擁護し、本来働きたいと意欲のある人間が仕事ができない環境ができる。
これがワークライフバランスの罠である。
今後これを解消していくためには、自分が上司として、
若手の情熱を組み、自分の力を発揮できる環境を築いていくことが、今の私にできることである。
くだらない世間の何も考えていない常識にはとらわれないようにしたい。